終わりました!
出来事
(画像がないので”Logo shader” で作ってみました)
5日間かかさず見てきたドラマ「ハルとナツ」が終わった
ドラマの内容が似ていると質問状をつきつけれらるなどの問題も発生してケチがついた事を除けば、スケ―ルの大きな素晴らしいドラマであったと思う
もちろん、自分が同じ移住者の娘という立場上ドラマの内容、登場人物などに必要以上に感情移入して見てしまうという事もあったかもしれないが。。。
ドラマを見終わった感想としては、70年間の出来事を5日間のドラマに仕上げるのに少し無理があったのではというほど、物語はアップテンポに進んでしまったような気がする
出演者の皆さんは過酷なロケ地での撮影で苦労されたようですが
ハルのお父さんで高倉忠治役の”村田雄浩さんの演技がしんに迫っていて惹きつけられた、村田さんの演技ををみながら
「うん、うん、 いた、いた、こういう不器用なおじさん」
と、一人納得して見ていた
思うようにならないもどかしさや苛立ちを紛らわすためにお酒に溺れ、体をこわしてしまった方、マラリアや過酷な重労働が元で無くなった方、ドラマと同じ事が実際に45年前の移住当時にはあったのだ
その頃の苦労が嘘のようだ
現在では、農業をしていますとは言っても機械化が進み、畑に出て農作業をする必要はなく、自家用の野菜を趣味的感覚で作るくらいなものだ
スイッチを押せば明るい電気がつき、蛇口をひねれば水が出て、洗濯は洗濯機が、ご飯は炊飯器が、
おまけにパソコンを立ち上げれば地球の裏側の娘とメ―ルの交換どころか「ボイスチャット」なるものでいくらでも話が出来る
こんな環境で暮らす事が出来るのも
苦労しながら汗水たらして前人未踏のジャングルを切り開き開墾した1世の方たちのおかげなのだと感謝の念を新たにさせられたドラマであった
>よもやまばばし<
*)ドラマの中で、「毎日、毎日、豆とマンジョッカ芋ばかりじゃ力も出ない」とハルの兄が嫌がっていた「マンジョッカ芋」は現在でもこちらで栽培していて、お肉と食べたらとっても「ホクホク」しておいしい
*)ドラマの中で草取りに使っていたのと同じような「鍬とヤスリ」を私も野菜作りにつかっいる
*)ハルが暮らしていた家(戦後の木造の家と、現在の家)が私たちの移住当時の家と、現在の家に似ている
*)幼い頃母に小さな袋つきのエプロンを作ってもらい、ハルのように綿摘みをした事があった
今、手にしている物のありがたさ、価値観をあらためて考えさせられたドラマだった
コメント
娘さんと一緒にごらんになったとの事、良かったですね
私も娘や、息子たちに見て欲しかったのですが、午前中の放送ということもあって難しかったです。きっと再放になると思いますのでそのときにでも見てほしいと思います
本当に日本と同時に同じテレビ番組を見られるのですから、世の中の進歩には驚かされます
が、それと同時に古きよき時代の大事な何かも捨て去ってしまっているのかもしれませんね、仕方のないこと切って捨てるにはしのびない何かを。。。
2005-10-08 08:56 abu URL 編集
ブラジルへは戦前、戦後にかけての移住者g数十万と言われてます
パラグアイへの移住は、移住政策の末期にあたりブラジルへの移住に比べると小数です
私もハルの結婚のシーンが一番泣けました
父親にとって娘を嫁に出す時の淋しい気持ちだけではなく、この父にとっては自分のせいで過酷な生活に巻き込んでしまったという後悔もあったのかもしれませんね
よくも悪くも頑固一徹な戦前の男の生き方ですね。。。
午前8次からの放送だったので「全5回」を全て見たのはわたしだけのようです
2005-10-08 08:43 abu URL 編集
お久しぶりです
改築ももうすぐ終了とのことよかったですね
新しく便利になった部屋でのソーイングが待ちどうしいですね
>どうしてパラグアイに<
そうなんです、祖母、両親、伯父、伯母たちと一緒に移住しました
父は時々、「日本の景気が良くなるのがあと2,3年早かったらパラグアイへは来てなかったかもしれないなあ」と言います
祖母は若くして祖父を亡くし、9人の子供をかかえて戦後を生きた人で、父が9人の兄弟が1人前になるには南米に行くしかないかなと思ったそうです
私は幼かったので、なんの苦労もしてませんが、いつも寝物語に祖母に聞かされてましたので、ドラマの中の出来事が他人事とは思えませんでした
本当にすばらしいドラマでした
2005-10-08 08:12 abu URL 編集
私も娘と見ていました
涙もろい私は、船でいよいよ出発というときの幼い姉妹が離れるところで涙~、70年ぶりに再会した姉妹に涙~、最後のナツがブラジルへ到着したときにも涙でした。
戦前の移民の方たちのご苦労は大変なものだったと、改めて知りました。戦前と戦後の違いや移民地の違いもあるとはいえ、abuさんも似たような経験をされたのですね。
今の時代を思うと、先人の方のご苦労があったからこそと感謝せずにはいられませんね。
2005-10-07 23:46 ピッピ URL 編集
ドラマ「ハルとナツ」終わりましたね。
昨日は「にんげんドキュメント 赤い土に生きる」の再放送があって、それも見ました。
ブラジル移民の槇野夫妻が、肥沃な赤い土を愛し、土地を大切に守っていく姿に感動しました。ブラジル日系人の現在の様子を知ることができました。
若い人たちは都会や日本へ行き、地元を離れてしまう・・・日本の農村と同じようなことが起こっているのですね。
知らなかったことがたくさんあったので、見て良かったと思います。ご夫妻のお人柄にも惹かれました。
「ハルとナツ」では、・・・
戦争さえなければ、もし手紙が届いていれば、姉妹の運命は変わっていたかも知れないのに。当時は今では考えられないくらい辛く厳しい時代だったのですね。
ブラジルと北海道、どちらも厳しい自然環境ですが、映像の美しさは胸を打つものがありました。
過酷な自然の中で生きる人の逞しさや、大地と共に暮らす人々の喜怒哀楽も豊かに表現されていましたね。
長いブラジル生活の中でも、日本人としての誇りを失わず、助け合って生きるハルの家族に感動しました。
ハルにとっては、家族は時には重荷になることもあったけれど、一番大切なものだったのですよね!北海道で孤独な生活を続けながら、強くなければ生きていけなかったナツが不憫に思えました。
最後は70年ぶりに、ハルとナツが本物の家族に戻ることが出来て、良かったです~!
私一人で見るつもりだったのですが、高校生の次男が第1話の時に隣にいました。
それ以降なぜだかハマッてしまって、全5話一緒に見てしまいましたー。普段はこういう真面目なドラマを全く見たことがない子なので、びっくりしました。
橋田さんの脚本が素晴らしく、出演者も豪華で皆さん熱演されていたから引き込まれたようです。
息子とはドラマの感想を話しあってはいませんが、(ブラジル移民や戦中・戦後の時代など)先人の苦労や偉大さを少しでも感じ取ってくれらたいいなと思っています。
二人で、「ジーンと来たけれど泣くほどじゃないね」と言っていたのですが・・・
私は最終回の家族愛が溢れる場面~頑固者のお父さんがハルの婚約・結婚で見せた姿~に、そっと涙を拭いていましたよ。
2005-10-07 16:25 ニ・キ URL 編集
私も見ました
ところでこのドラマわたしも5日間見ました。そしてきのうabuさんのこと思い出していました。abuさんはどうしてパラグアイにお住まいなのかしらと思ったりしていたらそうだったのですね。きっと私とはまた違う思いでこのドラマをご覧になったことでしょうね。とても惹きつけられるドラマでした。また寄せてくださいね。
2005-10-07 15:22 モコモコかあさん URL 編集